2011年06月03日

自然豊かな国ニュージーランドのドメイン!


今日は、ccTLD(国別トップレベルドメイン)として「co.nz」が割り当てられている"ニュージーランド"を紹介します。

ニュージーランド

ニュージーランドは、面積268,680k㎡、北島と南島の2つの大きな島と、たくさんの小島で成っている国です。北島と南島の間には、かつて捕鯨の一大拠点であった"クック海峡"がありますが、回遊する鯨の数が激減したことと、鯨油の急激な価格崩壊から、捕鯨は1960年ごろ終了したとされています。

また、太古より大陸から切り離され孤立していたため、一種変わった独特の生態系が形成されており、中でもキーウィなど「飛べない鳥」の生態系が発達しています。この独特の生態系は、人類の到来によって大きく撹乱されましたが、現在では厳しい保護政策がとられています。

そんなニュージーランドの名産のひとつが「マヌカハニー」です。
「マヌカ」の木の花から採取された蜂蜜のことで、このマヌカは、ニュージーランドにしか自生しておらず、先住民族のマオリ族が昔から珍重してきた野生植物です。古くから薬木として怪我や病気に使われてきたそうで、喉の痛みをとったり、胃潰瘍の原因となるピロリ菌を殺すこともできるほどの殺菌効果があると言われています。

さて、今日は、国別トップレベルドメインに「co.nz」が割り当てられている自然豊かな国・ニュージーランドを紹介しました。
  


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2011年04月27日

神秘の香りが漂う国グレナダのトップレベルドメイン!


今日は、ccTLD(国別トップレベルドメイン)に「gd」が割り当てられている「グレナダ」をご紹介します。

カリブ海に浮かぶ島国・グレナダ。この「グレナダ」という名前は、スペイン南部の都市Granada(グラナダ)に由来しているという説があります。国旗は鮮やかな黄色と赤、そして緑で構成されていて、小さな木の実が描かれています。これはナツメグ!お肉料理や野菜、お菓子作りまで幅広く使える香辛料として、日本でも有名ですね。グレナダは、「香辛料の島」といわれており、世界的にも有名なナツメグの生産国です。他にも、ココアやクローブ、シナモンなども生産しています。

グレナダの名物は「ピオノノ」というなまえのシナモン風味のお菓子。カスタードクリームを巻いた細いロールケーキを一口サイズに切り分け、その上に黄身クリームをかけ、お砂糖をふって焦がしてあります。ピオノノ9世に頭の形が似ていたことから、この名前になったといううわさです。シンプルでおいしそうなお菓子です。

また、グレナダといえば、敷地面積1万4000平方メートルもの壮大・華麗な宮殿で、世界遺産としても有名な「アルハンブラ宮殿」があります。

アルハンブラ宮殿 グレナダ

イスラム芸術の最高傑作と言われており、宮殿内に敷き詰められたタイルは一枚一枚すべて、当時の職人さんが作ったもの。劣化が進んだ現在では、修復作業が行われています。目を見張るほどの美しさなのだそう。見てみたいですね。

さて、そんなグレナダの国別トップレベルドメイン「gd」ですが、
色々なことが連想できます。
・グラフィックデザイン(Graphic Design)
・ガドリニウムの元素記号(gadolinium)
・日本ゴールドディスク大賞(GD賞)


あなたのWEBサイトの内容に当てはまっていたら、ぜひ取得してみてくださいね。

■参考サイト
>>国旗と酒が待ち遠しいドリル日記 グレナダ
http://lovingtheflags1986.blog96.fc2.com/blog-entry-61.html
>>グレナダ
http://www.plantstamps.net/stamps/grenada.htm
>>スペインの小さな一口ケーキ ピオノノ
http://andalucia-jaen.blogspot.com/2007/09/blog-post_13.html
ウィキペディア
>>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E5%AE%AE%E6%AE%BF  


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2011年04月22日

大きな巻貝が名物の国「バハマ」のccTLD☆


今日は、ccTLD(国別トップレベルドメイン)に「.bs」が割り当てられている国「バハマ」を紹介します。

正式名「コムンウェルス・オブ・ザ・バハーマズ」は、西インド諸島のバハマ諸島を領有する立憲君主制国家です。約700の島々と2400の岩礁からなっていて、ほとんどがサンゴ礁の群島となっています。そのなかのひとつ、ニュー・プロビデンス島というところに「ナッソー」という首都があります。

食事では「コンク(Conch)」と呼ばれる巻貝が有名。

コンク貝

生のままでも、揚げても、蒸しても。様々な調理法で食べられています。スープやサラダ、チャウダーなどの具材として使われたりもしています。コンクの他にも、カニやお魚など、とにかくシーフードに恵まれた地域なのです。また、新鮮な果物にも恵まれていて、パインやマンゴー、パパイヤなどがあります。中でもデザートとして有名なのが、「グァバ・ダフ」というお菓子。グァバの果肉を使ったデザートで、バター・粉砂糖・バニラ・ラムで作ったソースと一緒に出されます。

バハマは観光地としても有名です。青い美しい海はもちろんのこと、「アトランティス」「サンダルスロイヤルバハミアン」などのリゾートホテルは観光スポットとして、大変人気があります。

さて、バハマのccTLD(国別トップレベルドメイン)「.bs」から連想されることがらとしては・・・
・衛星放送(broadcasting satellite)
・血糖値(blood sugar)
・ブートストラップ(bootstrap)
・オリックス・バファローズ (Bs)

などがあります。
幅広い分野で使えそうですね。

ちなみに、バハマの名前の由来は、干潮と言う意味の「バハ・マール」だといわれています。遠浅の海に囲まれたバハマをうまくあらわしていて、おもしろいですね。

今日は、バハマの.bsドメインを紹介しました♪


参考サイト:
■ウィキペディア
>>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8F%E3%83%9E
■バハマを遊びつくそう! バハマ旅行記 観光 口コミ情報 ダイビング情報
>>http://www6.ocn.ne.jp/~sol/bahamas/bahamasreport.html
■バハマ料理
>>http://www.e-food.jp/map/nation/bahamas.html  


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2011年04月15日

神秘的な世界遺産がある国"アゼルバイジャン"のドメイン。


今日は、ccTLD(国別トップレベルドメイン)として、「.az」が割り当てられている国。"アゼルバイジャン"を紹介します。

"アゼルバイジャン"ときいても、「あ、あそこだ」と分かる人はあまりいないと思います。地理的には、黒海からカピス海まで800km以上に広がる、カフカス(コーカサス)地方に位置していて、国土の半分以上が山岳に囲まれています。首都の名前は「バクー」。旧ソビエト連邦の共和制国家で、1991年に独立し、人口は900万人弱です。

観光場所としては、ユネスコ世界遺産にも登録された「泥火山」があります。場所は、コブスタン国立保護区。地球上には700個の泥火山があるそうですが、そのうち約半数もの300個がコブスタンからカスピ海にかけての場所に存在しているそうです。他にも、コブスタン国立保護区には、5千年から2万年前に描かれた、60万点もの岩絵も残っています。とても神秘的な光景です。

azドメイン取得


また、「人より羊の数の方が多い」とまで言われるほど、羊の牧畜が盛ん。そんなアゼルバイジャンの名物料理は、羊肉とひよこ豆のスープ"ピティ"。ほかにも、味付けにザクロや干しぶどうなどの果物をつかったりもするそうです。砂糖の変わりに使うのでしょうか。どんな味がするのか、気になりますね。

「az」を象徴するものといえば、、、
・アリゾナ州のアメリカ州コード
・熊谷駅の駅ビル"アズ熊谷"
・鹿児島県のスーパーセンター"A-Zスーパーセンター"
・あずき
などなど。

日本ではまだあまり知られていない国だからこそ取得してみたくなる。今日はアゼルバイジャンの「.az」ドメインを紹介しました!

■参考サイト
>>てくてく世界旅。写真/料理、食べ物
>>らばQ:ぼこぼこ沸き立つ巨大な泥...アゼルバイジャンの泥火山
>>駐日アゼルバイジャン共和国大使館  


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2011年04月12日

火山島のトップレベルドメイン。「.ms」!!!


今回は、ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)として「.ms」が割り当てられている
モントセラトを紹介します。

バイク修理、WEB制作、映画情報サイト、ダイビングショップなどなど、業種を問わず様々な分野で使われているのが「.ms」ドメイン。英語では、"Montserrat"と書きます。西インド諸島の火山島で、イギリスの海外領土です。1493年、冒険家として有名なコロンブスによって命名されており、スペインのバルセロナ近郊に聳え立つセラト山="モンセラート"よりとられたと伝えられています。

1995年7月18日、スーフリエールヒルズ火山が噴火したことでも有名で、この大噴火により首都のプリマスは壊滅状態となりました。その後、1997年、2003年と大噴火は続き、この活発な火山活動によって、現在も島の大半が立ち入れない状態になっています。
火山によって滅びた町-カリブの火山島モントセラトの写真40枚

さて、「ms」の使い方はと言うと。。。
・メモリースティック(Memory Stick)
・メタボリックシンドローム
・マーケティングスペシャリスト(Marketing Specialist)
などが連想されますね。
様々な分野で使われていることが納得できます。

今日は、モントセラトのccTLD(国別コードトップレベルドメイン)、「.ms」を紹介しました♪

msドメイン取得  


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2011年04月07日

読み方がむつかしい!モンゴルの「.mn」ドメイン。


今日は、ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)として「.mn」が割り当てられている、モンゴルを紹介します。

モンゴル?mongol



「モンゴル」ときけば、白鵬(はくほう)や白馬(はくば)、朝赤龍(あさせきりゅう)や旭天鵬(きょくてんほう)など。今では日本の国技"相撲"を支える力士が大勢いることでも有名ですね。

日本とモンゴルの関係は、それだけではありません。長崎県の松浦市鷹島町には、「モンゴル村」というモンゴルを体験できるテーマパークも存在します。なぜ、長崎県の鷹島にモンゴル村があるのか。なぜ、モンゴルなのか、気になる方もたくさんいると思います。
なぜかというと、鷹島周辺は元寇(げんこう)の激戦地であったことに由来して、作られたのです。ただでは転ばない、あまりにも思いがけない発想です。
>>モンゴル村
http://www.gourmet-takashima.com/enjoy/sightseeing01.html



さてこの「モンゴル村」。広い草原の上には、モンゴルから輸入したゲルがあって実際に宿泊することができたり、温泉があったり、モンゴルの民族衣装を着ることができたりと、モンゴルと、鷹島の自然を満喫できます。ちょっとしたバカンス気分を味わえそうですね。

話を戻して、この「mn」ドメイン。いざ使おう!と思うと「???」ぱっと思いつかないかもしれません。使い方の例としては、マンガン(Manganese)の元素記号「Mn」としてや、深夜を意味する「Mid Night」の略として使うのもおすすめです。また、まつもとのりこさんやまえだのりおさんなど、「M・N」がイニシャルになるという方にはもってこいのトップレベルドメインです。

  


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2011年04月04日

全てOKとは限らない!移管できないドメインのチェック項目


デジタル はてな



ドメインを移管する時、移管方法も気になりますが、そもそも自分のドメインは移管できるのか?と、気になりませんか?

実は、全てのドメインが移管できるわけではありません。移管しないといけない時がきたら、移管申請を出すその前に、自分のドメインが下記の条件を満たしているか、確認してみましょう。一見ややこしそうな項目ですが確認事項自体は簡単!ぜひチェックしてみてくださいね。



■移管できないドメイン■
1.新規取得・新規登録したばかりのドメイン
【.com】【.net】【.org】【.biz】【.info】などのドメインは取得後60日間は移管できません。

2.ドメイン更新日から30日以内のドメイン
更新したばかりのドメインは30日間管理会社を移動する事が出来ません。

3.有効期限切れのドメイン
有効期限が切れている場合は、現在の管理会社で更新しなければなりません。

4.有効期限切れ間近のドメイン
現在のレジストリとの契約が7~14日以内に切れてしまうドメインの移管は行えません。

5.残り有効期間が9年以上あるドメイン
残りの有効期間が9年以上ある場合は、最大契約期間を超えるため移管できません。

6.現在の管理会社が移管を拒否しているドメイン。
現在利用しているドメイン登録事業者が移管を許可しているかご確認下さい。拒否されている場合は正常に移管できません。

7.現在の管理会社がレジストラロックしているドメイン
管理会社によっては、ドメインをロックして誤った移管ができないようにしている場合があります。移管の際はこのロックを解除してもらう必要があります。  


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2011年03月29日

おもしろい!ドメイン名とIPアドレスの関係


「202.19.16.167」みたいな数字。コンピュータを使っていて、見かけたことはありませんか?この数字の羅列には名前があります。

「IPアドレス」です。

IPアドレスとは、ネットワーク上のコンピュータを識別するために、1台1台に割り振られている識別番号のこと。インターネット上の住所のような役割をしているので、同じ番号があってはいけません。そこで、IPアドレスの管理は、各国の"ネットワークインフォメーションセンター"という所が行っています。
■社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
http://www.nic.ad.jp/ja/

そんなIPアドレスを、人間が覚えやすいように書き換えているのが、これまで紹介してきた「ドメイン名」です。

では、どうやってドメイン名からIPアドレスを調べているのでしょうか。

ドメイン名は、「.(ドット)」で区切られたひとかたまりごとに、階層になっています。そして、この階層ごとに住所録のようなものがあり、右から左へと順番にこの階層をたどっていくことで、IPアドレスを特定する仕組みになっているのです。この仕組みを DNS(ドメインネームシステム)といい、階層ごとの住所録をDNSサーバといいます。

ネットワーク



たとえば、
hanako.co.jp
にアクセスしたい時には、
★hanako.co.jpにアクセスしたい!

①ルートDNSサーバへアクセス

②jpのDNSサーバへアクセス

③co.jpのDNSサーバへアクセス

④hanako.co.jpのDNSサーバへアクセス

☆IPアドレスがわかる!


実際でこれらは一瞬で行われることですが、こんなにいくつものDNSサーバーを経て、私たちはホームページへアクセスしているのです。面白いですね。  


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2011年03月25日

日本と共通点が多いロシアのドメイン「.ru」!


「.ru」ドメインは、ロシアに割り当てられたccTLD(国別コードトップレベルドメイン)のことを言います。

この「.ru」(る)ドメイン。下記のように「○○○る」という感じで、ドメインの一部にそのまま活用されることも多いそうです。

■予測コミュニティ「こうなる。」・・・http://kouna.ru/
■「いつ来る!?」・・・http://itsuku.ru/

覚えやすいですね。



さて、ロシアといえば、マトリョーシカが有名です。ご存知の方も多いかと思うので、少しだけご説明します。

マトリョーシカは木製の人形です。胴体のところで上下にぱかっと分解できるようになっていて、開けると中に小さいマトリョーシカがでてきます。それを開けると中にさらに小さいマトリョーシカがでてきて、だいたい6重層くらいになっていることが多いと言われています。どうしてこんなに有名になったのかというと、1900年のパリ万博でロシアの新しい工芸品として出品したところ大ヒットしたというのがはじまりだそう。

このマトリョーシカ。顔がどことなくアジア人っぽいですが、原型は箱根細工の入れ子人形だという説もあります。
■マトリョーシカ人形【ロシアの民芸品】
http://folkcraft.samurai47.com/2009/06/matryoshka-doll.html

食べ物では、いためたひき肉やたまねぎ、ゆで卵などが入ったピロシキという揚げパンや、ボルシチ、ビーフストロガノフなどお肉料理が有名です。でも実は、ロシアは長年にわたって、国教の教えから「肉や牛乳を食してはいけない週」などが、1年に200日くらいあったそうです。なので、早い時期からロシア料理として精進料理も発展していきました。
■ロシアの食文化
http://www.ro4adish.com/culture/

ピロシキをつくる?



入れ子細工に精進料理。今回は、日本との共通点も多いロシアの「.ru」ドメインの紹介でした。  


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2011年02月25日

2種類あります☆トップレベルドメイン


トップレベルドメインイメージ



以前、トップレベルドメインとラベル(セカンドレベルドメイン)について紹介しましたが、今日は、【トップレベルドメイン】について詳しく紹介していこうと思います。ラベルの次にくる「.ほにゃらら」で表された部分である、トップレベルドメイン。これには大きく分けて2つの種類が存在します。

【ccTLD】と【gTLD】です。

まずひとつめが、"国コードトップレベルドメイン ccTLD(カントリーコードトップレベルドメイン)"とよばれるもの。またの名をnTLD(ナショナルトップレベルドメイン)ともよばれています。これは、国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインです。

これまで紹介してきた世界のドメインのほとんどが、ccTLDです。".jp"ドメインも日本のccTLDにあたります。「その国や地域に存在する団体や個人でないと取得できない」という制限があるものが多いトップレベルドメインです。

そしてもうひとつが、"分野別トップレベルドメイン gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)"とよばれるもの。ccTLDとは反対に、国や地域の制限がなく、自由に登録できるトップレベルドメインです。

gTLDの中で、最もよく使われているのが"ドット・コム"。この"Com"は、"Commercial"の略で、商用サイトを表しています。施行されたのは1985年と古く、世界で一番登録数が多いとも言われています。日本でもよく知られたドメインで、人気度も世界一。ドメイン界の王様といったところです。


一部の発展途上国では、ccTLDをgTLDのように誰でも取得できるようにしている国もあり、トンガの「.to」ドメインや、以前紹介したツバルの「.tv」ドメインなどが良く知られています。


  


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2011年02月16日

有効期限にご注意を!ドメイン管理。


あなたのドメインの管理業者とレンタルサーバーの契約先は同じでしょうか?

たいてい、ドメインの取得・管理先とサーバーの契約先が同じという方が多いと思います。なので、ドメインとレンタルサーバーの関係を勘違いしてしまうことがよくあります。しかし、ドメインとサーバーはそれぞれ所有者が違います。

サーバーは、レンタルサーバー会社の所有物です。
では、ドメインは誰が所有しているものでしょう。

正解は、そのドメインを取得したあなたの所有物になります。ドメイン管理業者は、ドメインの「管理」を、あなたに代わって行っている、いわばドメインの保育園・幼稚園みたいな感じなのです。

では、"ドメインの管理"とは具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。

まず、ドメインには、"有効期限"というものがあります。
「ドメインは一度取得すれば、ずうっと自分のもの」と思いがちですが、実際には料金を払った期間(=有効期限)だけを利用しています。ずうっと自分のものにしておくには、「ドメインの更新」という作業を行い、更新費用を支払わなければなりません。

ドメイン管理業者は主に、ドメインがずうっと使えるように、ドメインの更新日を事前に知らせたり、「更新作業」を行ったりしています。

更新のお知らせは、メールで通知されます。もし、この更新のお知らせメールを見逃してしまうと、有効期限切れでドメインが失効してしまうかもしれません。ですので、契約する際のメールアドレスは、毎日必ず確認するアドレスに設定しておくようにしましょう。

でも、万が一有効期限が切れてしまっても、一定期間までなら救済措置があります。ドメイン名やドメイン取得業者(レジストラ)によりますが、20~50日の間で猶予期間が設けられています。自分のドメインの猶予期間がどのくらいか心配になった方は、ネットで自分のドメインの猶予期間を調べてみても良いですし、また、ご利用中のレンタルサーバーに質問してみてもいいでしょう。



この猶予期間も過ぎてしまうと レジストリ(レジストラのボスのような存在)から一度削除されるので、登録可能になるまで待たなければなりません。しかも、ドメインは先に取得したもの勝ちなので、また同じドメインが取得できるとも限りません。

ですので、大切なドメインの更新日は、ドメイン管理業者からのメールだけに頼らず、よく見えるところのカレンダーやスケジュール帳に書いておくのが良いでしょう。

インターネット環境のこととはいえども、ローカルでの通知環境を整えておく事が重要なのです。

ローカル管理



ちなみにドメイン有効期限の方は、ネットで簡単に調べることができます。
ドメイン管理業者が提供するWhoisというサイトで自分のドメインの有効期間を確認できるのです。ぜひ一度試してみて下さいね。

■Whois Gateway
http://whois.prove-wsc.com/index.html
  


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2011年01月25日

いろいろあります♪属性jpドメイン!


以前、属性jp(属性型jp)と汎用jp(汎用型jp)についてご紹介しましたが、
実はこの属性jp。さらに細かく2種類に分類することができます。

「組織しか取得できず、1組織に1つしか取得できないドメイン」

「組織しか取得できず、1サービスに1つしか取得できないドメイン(言い換えると、組織しか取得できないが、1組織にいくつでも取得できるドメイン)」
です。


まず「組織しか取得できず、1組織に1つしか取得できないドメイン」には、次のようなものが挙げられます。

■【co.jp】
→co=commercial(商用)の略。企業が取得可能。

■【or.jp】
→or=organization(団体)の略。企業以外の法人組織が取得可能。

■【gr.jp】
→gr=groupの略。任意団体が取得可能。

■【ac.jp】
→ac=academic(学術的な)の略。大学など高等教育機関。

■【ed.jp】
→ed=education(教育)の略。小・中・高など初等中等教育期間が取得可能。

上記5つのドメインは、それぞれの条件を満たす法人のみ、取得することができます。
つまり、個人では取得できないドメインなのです。



そして、「組織しか取得できず、1サービスに1つしか取得できないドメイン(言い換えると、組織しか取得できないが、1組織にいくつでも取得できるドメイン)」には、次のようなものが挙げられます。

■【ne.jp】
→ne=networkの略。ネットサービスやプロバイダなどが取得可能。

このように、ドメインひとつひとつに、取得するための様々な細かい条件が定められています。





汎用jpドメインの条件は「日本国内に住所があれば、誰でも取得できる」です。
じゃあ属性ドメインも誰でもとれるんだっけ?と、混乱してしまいがちですが、
属性jpは、それぞれの条件を満たす「組織のみ」が、はじめて取得することができるドメインなのです。

ドメイン博士


これを知っていれば、かなりのドメイン上級者と自慢できるでしょう!
  


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2011年01月18日

自然の甘さで健康的!ドライフルーツが名物な国のドメイン!


今日は「.am」ドメインを紹介します。

このドメイン、"アルメニア共和国"のccTLD(国別トップレベルドメイン)です。「AM」は"AMラジオ"や"アミューズメント"、午前の"AM"などが連想でき、.amドメインならではの利用先が数多く思い浮かべられますね。

さて、このアルメニア共和国ですが、名物のひとつが健康にも良いドライフルーツ!

アルメニア ドライフルーツ
photo by photos8




生の果物に比べて7~10倍も凝縮されているので、少量で効果的に栄養摂取ができます。また、ドライマンゴーは動脈硬化・白内障の予防に、ドライイチジクはがん予防に役立つと言われています。

日本のドライフルーツは、袋に無造作に入れて売られていますが、アルメニアでは、色々な種類のドライフルーツやナッツを組み合わせて、お花などの美しいモチーフに形作られて売られてるものもあります。目にも鮮やかで、食べるのがもったいないほど!添加物無しの自家製が多いのも嬉しいところです。

>>ハナモゲラの世界一周ブログ/アルメニア・エレバン

他にも、ぶどうの葉にご飯などを包んだドルマは、日本の桜餅のような味わいだそう(甘くはないかも。)。

>>海が恋人 君はトモダチ/素顔のアルメニア-買い物編
>>アメリカ生活日記/アルメニアのドルマ






また、アルメニアの家庭料理は、調味料に、ほしぶどうやあんずなどの果物を加えるのも特徴といわれています。乾燥しているドライフルーツはそのままでは消化吸収されにくいですが、この様に調理することによって、より健康効果も発揮されるのです。

>>体イキイキ講/高血圧、動脈硬化予防にドライフルーツ !!

また、高地では、手づくりのバターやチーズ、ヨーグルトなどがよく食べられているそう。他にもアルメニア料理では、ハーブを使ったり、塩コショウだけの味付けだったり。ヘルシーで手間をかけてあって、体も心も健康にしてくれる料理ですね。

>>世界料理マップ e-food/アルメニア料理





歴史的な部分では、アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教と認めた国としても有名です。その歴史はとても古く、なんと301年にはキリスト教を公認していたと定められています。ハリーポッターに出てきそうなほど立派な教会や修道院がたくさんあるので、建築がお好きな方も必見です。

>>アルメニアの教会



1991年に独立を果たした国、アルメニアのCCTLD「.am」ドメイン。登録要件も制限無しなのですが、残念ながら日本国内での利用はほとんど確認されていません。なので、他のドット以下ドメインでは取得しにくいラベルも、比較的取得しやすくなっていますよ!

>>.amドメイン





■その他関連サイト
>>かがちゃんこのごはん/** ティグランママのディナー in アルメニア? **
>>アルメニアの観光  


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2011年01月13日

意外とみんな知らない!?【.jp】ドメインは二種類ある。


日本人でインターネットをする人なら、一度は目にしたことがあるであろう【.jp】ドメイン!日本国内に住所があれば誰でも取得できる、日本のドメインとして有名です。

jpドメイン 日本 風景



このドメイン、実は二種類あるってご存知でしたか?

ひとつは「汎用(型)jpドメイン」といって、前述通り、日本国内に住所があれば誰でも取得ができます。取得数にも制限がありませんので、いくつでも取得可能です。しかもネットから簡単に申し込むことが可能!!

レンタルサーバーによっては、漢字やひらがななどを使った日本語ドメインを登録できるところもあったりします。日本語ドメインなんて、老若男女問わず覚えてもらいやすそうですね。


そしてもうひとつが「属性(型)jpドメイン」。
【co】や【ac】など、.jpの前にさまざまな属性がくっついているのが特徴です。また、ほぼ全ての属性(型)jpドメインが、1組織に1つしか取得できませんので登録時には注意しておきましょう。





属性(型)jpドメインは、住所・氏名・電話番号などの登録者情報のほかにも、組織情報や登記情報、技術者情報、印鑑証明など、用意しなければならない情報や書類が多いのも特徴です。

こんなにも情報が必要な理由。それは、属性(型)jpドメインには、取得する際にそれぞれ必要な資格が定められているからです。



例えば【co.jp】は、"日本国内で登記を行っている会社であること"が取得必要資格に含まれていますし、【ac.jp】は、"高等教育機関や学術研究機関であること"が取得必要資格に含まれています。【ne.jp】や【gr.jp】については、印鑑証明が必要となっています。

属性(型)jpドメインを取得するのに必要な資格を満たしていることを証明するために、たくさんの情報や書類が必要になる、というわけですね。



でも、自分が狙っているドメインにはどんな資格が必要なの?どこで確かめればいいの?と思った方!!レンタルサーバーやドメイン取得のサイトへ行くと、たいてい下記のように、ドメイン取得時の必要資格を書いてくれているところが多いです。

>>ドメイン・アスカレンタルサーバー

気になった方は、お目当てのレンタルサーバーのサイトを是非チェックしてみてくださいね。


■関連サイト
>>jpドメイン取得・属性型JP、汎用JP
  


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2011年01月06日

人気急上昇中!? .ieドメイン


今日は【.ie】ドメインについて紹介します。
【.ie】と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?


日本でも一般的なブラウザ"Internet Explorer"は有名ですね。

専門的なところでは、自動車やテレビ・携帯電話など、私たちにとって身近な工業製品を早く・安く消費者へ届ける仕組みを指す"Industrial Engineering"といった言葉もあげられます。

技術的なことを連想させられる、この【.ie】ドメイン。一体どこの国のドメインなのでしょう。




答えは、北大西洋のアイルランド島の南側にある国、アイルランド(Ireland、アイルランド共和国)に割り当てられているccTLD(国別トップレベルドメイン)です!


住みやすい国としても有名な"アイルランド"。
その昔イギリスの植民地であったことも影響してか、紅茶の消費量が世界一と言われています。アイルランドの人は平均で、1日6杯以上の紅茶を飲むという調査結果も出ているそう!!日本人にとっての緑茶のようなものでしょうか。

アイルランドの飲み方は、濃いぃ紅茶にミルクをたっぷり入れたミルクティーを、マグカップにたっぷりいれて飲む、というのが主流。朝10時とお昼3時にティータイムが設けられている会社も少なくないとのことです。うらやましいですね。

>>ecomom[エコマム] スペシャルリポート アイルランド紅茶事情





さて、アイルランドにはもうひとつポピュラーな食べ物があるのをご存知ですか?発酵なしで簡単にできるパン、"ソーダブレッド"です。

ソーダブレッド イメージ画像
※写真はイメージです




アイルランドがまだ貧しかった頃、イーストの代わりに重曹を入れてパンを膨らませたのがはじまり。イースト発酵させたパンよりもどっしりとしていて、食べ応えもあります。大きくドーン!と作って、食パンのように切り分け、クリームチーズやバターを塗って食べるのが一般的。

レシピもネットでたくさん紹介されています。
>>豆乳ソーダブレッド★簡単
>>ソーダ・ブレッドのレシピ
>>レーズンとナッツを使ったアイルランドのソーダブレッドのレシピ
ソーダブレッドってこんなに種類があるんですね!!

さらに日本ではこんな便利なものも販売されているんです。
>>オドラムズ ブラウンブレッドミックス
この方のブログを読むかぎり、これを使えば本格的にアイルランドを味わえるかもしれませんね。
>>ピンチの時の クッキングレシピ オドラムスのクイックブラウンソーダブレッド



ざっとみるかぎり、ソーダブレッドの作り方はどれもとっても簡単!材料をまぜて焼くだけです。お家でお手軽にアイルランド気分を味わえそうですね。

ちなみにアイルランドを漢字で書くと"愛蘭土"。略すと"愛"になるそうです。ロマンチックだ。



さてさて、こんな素敵なアイルランドの国別トップレベルドメイン【.ie】。近年登録要件が制限無しになったこともあり人気急上昇中とのこと。気になる方はぜひ取得してみてくださいね。
>>.ieドメイン



■アイルランドに関するリンク
>>salut. ソーダブレッドとアイルランドの思い出
>>屋根裏物置 旅日記:アイルランドに行ってきたよ 食事とか帰国までとか
  


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2010年12月24日

熱いサイト向き?「.djドメイン」

アフリカ北東部・"ジブチ(Djibouti)共和国"に割り当てられているccTLD(国別トップレベルドメイン)、それが".djドメイン"です。

>>.djドメイン【ゴンベエドメイン】

この".djドメイン"、国内外のDJやラジオ局・音楽関連サイトなどに使用されています。日本では、大阪の人気ラジオ局・FM802や、MONDO GROSSOのリーダー・大沢伸一のオフィシャルサイト(現在は.comがオフィシャルになっているようですが。。。)などが上げられます。

>>FM802 http://funky802.com/
>>大沢伸一 http://www.shinichiosawa.dj/

しかし、日本国内ではほとんど確認されておらず、取りたい文字列が比較的簡単にとれるというウワサです。



さて、.djドメインが割り当てられている"ジブチ共和国"はどんな国なのでしょうか。


人口はおよそ864,000人、面積はおよそ23,000k㎡。とても暑い国で、夏には最高気温40℃・湿度が80%と、まるでスチームサウナの中にいるようなお天気の日もあるそうです。

そんな厳しい暑さのお天気ということもあり、ジブチ共和国には国産野菜がありません。ないというより、育たないのです。ですから、ジブチの人々は、野菜をフランスやエチオピアなどからの輸入に頼らざるを得ませんでした。

しかし現在では、ジブチの中でも標高が高く、気温の穏やかな地域で、農業への取り組みが進んでいるそうです。ジブチの人々が、ジブチの国産野菜を食べられる日が、早く訪れるといいですね。





今のところ、野菜は輸入にたよっているジブチ共和国ですが、フランスから独立したのが1977年と最近だということや、昔にフランスの影響を多く受けていたということもあり、バゲットパンがとってもおいしいことで有名です。

>>ジブチ☆ナバット ジブチごはん

ジブチのレストランや食堂でも、おかずを注文すると、このおいしいバゲットが必ずついてくるそう。日本の白ご飯のように、ジブチの人々にとって身近な食べ物なんですね。

ジブチのおいしいバゲット、食べてみたいなあ。。。


■関連サイト
>>ジブチ:その土地の食:2人の世界旅:旅して
>>外務省:ジブチ便り
  


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2010年12月20日

「.cat」ドメイン -猫のように自由な国から-


「.cat」というドメインをご存知ですか?猫好きの人にはたまらないこのドメイン。実はこのドメインは、"猫"という意味ではなく、スペイン北東部の"カタルーニャ(Catalunya)"という州の頭文字を現しています。

"カタルーニャ州"という名前はあまり聞きなれないかもしれませんが、"バルセロナ"と言われればご存じの方も多いはず。バルセロナはカタルーニャの中心都市に当たります。ガウディのサグラダ・ファミリア教会やサッカーのFCバルセロナなどで、日本でもおなじみですね。

この.catドメインですが、カタルーニャの文化や言語をプロモートしてくれる人なら、言語を問わず誰でも取得できます。猫好きの人ももちろん取得可能!というのも嬉しいところ。

カタルーニャ州の面積はおよそ32.114k㎡、総人口およそ7,364,078人。公用語の中には、アラン語やカスティーリャ語に加えて"カタルーニャ語"という独自の言語もあります。カタルーニャの美術館では、スペイン語とカタルーニャ語、2種類の表記がされているそうです。カタルーニャの人々は「スペイン」という国の中にあっても、カタルーニャの文化や風習を誇りにしていることが分かりますね。

そんなカタルーニャ州は、数々の芸術家に愛された土地だといわれており、数々の"巨匠"と呼ばれる芸術家を生み出しています。キュビズムを生み出した「ピカソ」は14歳の時にバルセロナに移り住み、少年期をバルセロナで過ごしていますし、前述の"サグラダ・ファミリア教会"の建築家「ガウディ」もカタルーニャ出身で、バルセロナを中心に活動していました。

>>Trip!Trip!/ピカソ美術館→カタルーニャ音楽堂 ~マドリッド・バルセロナ旅8
>>ガウディの遺産

カタルーニャは貿易港として発展してきたこともあり、スペインより700年も早くヨーロッパの影響を受けていたといわれています。現在でも、ヨーロッパからバルセロナへ移住する人や学生もたくさんいるそうです。

このように外国人を受け入れることで様々な文化が融合した"カタルーニャ州"。その結果、カタルーニャでは地区によって、中世と現代・古い物と新しい物を同時に見ることができます。このような柔軟で自由なカタルーニャの雰囲気がピカソやガウディのような、「芸術界の巨匠」を生み出すのかもしれません。

数々の優れた芸術家を生み出した土地、スペイン北東部・カタルーニャ州。そのドメイン名が、自由でしなやかな「猫(.cat)」だなんて、なんだかぴったりですね。

■関連サイト
>>カタルーニャ観光
>>関西カタルーニャセンター

  


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2010年12月13日

スイスなのになぜ「ch」?

ccTLDは「country code」のトップレベルドメイン。つまり、国や地域に割り当てられたものですから、その国を2文字で表したものがあてがわれているのが一般的なカントリーコードです。日本であれば「(Japan)jp」であったり、台湾であれば「(Taiwan)tw」のようになっています。

では、スイスはどうなっているかというと英語で(Switzerland)ですので、「sw」かな? と思ったりしますが、「sw」というTLDは存在しません。スイスに割り当てられたトップレベルドメインは、なぜか「.ch」になります。

なぜスイスが「ch」なのか?今回はスイスドメインの謎に迫りたいと思います。

みなさんはスイスがどこにあるか知っているでしょうか?「たしかヨーロッパの……どこかに……」というぐらいの知識しか持ち合わせていない人が多いのでは、と想像しますが、フランス・ドイツ・イタリア等の三大国に囲まれた、750万人ぐらいの国です。

スイスといえば永世中立国として有名ですが、日本のように戦争をしない国という意味ではなく、自らは戦争を開始しない、また他国の戦争にも加担しないということを宣言しています。自国に侵略があった場合は自ら撃退しなければならず、他国に援助を依頼することもできません。その為、強力な軍事力を自ら持つことになります。

第二次世界大戦時にはヒトラー率いるドイツ軍やフランス軍の侵略に対し、数十万人の戦闘員を動員して、国民の一割以上を各地に配置し、侵略に備えていたようです。

三つの大国に囲まれた同国は各国を繋ぐためのパイプラインとして、格好の的になっていましたが、通称砦作戦として通商路、つまりトンネルや鉄道に爆弾を仕掛け、国土の5分の1をしめるアルプス山脈に篭ってゲリラ戦をすることを宣言したそうです。

結果、スイスを侵略しようとした各国は重要なパイプラインを断たれては意味がないと、退却せざるをえなかったようです。

スイスは現在でも避難用シェルターや戦車侵入防止設備が街中にある等、高度な武装を続けていますが、歴史的に外国人も多く、言語、宗教共に、多岐にわたります。しかし通貨であるスイスフランは世界でもっとも安定した通貨とも言われているようです。スイス銀行※はゴルゴ13でも有名ですね。
※スイス銀行という銀行名は存在しません。

スイスフランの紙幣は6種類あり、公用語であるドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4種類の言葉で国名が表記されています。それぞれ(Schweiz Suisse Svizzera Svizra)となりますが、硬貨や切手等、書くスペースがないときはラテン語の「Confederatio Helvetica(コンフェデラション・ヘルヴェチア)」を略した「ch」を使います。

つまりスイスドメインの「ch」はラテン語からきており、どの公語でもない言語で公平になるようにしたのが理由のようです。

スイス政府観光局

スイスは銀行も有名ですが「アルプスの少女ハイジ」の舞台である、アルプス山脈、そこで取れるチーズ、他にもワインやチョコレート等、 特産品が多数あり、観光にも力をいれ、日本人向けのツアーもよく行っており、一度は行ってみたいと思わせるほどの魅力満載な国です。

※参考サイト
世界のお金の話
地球史探訪: スイス、孤高の戦い
  


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2010年12月10日

「cc」ドメイン―ドメインは開放の証

ココス諸島は600人程度の住民しかいないオーストラリアの領土で、「.cc」というccTLDを持っています。ドメインとしての魅力は非常に覚えやすく、早くに一般に開放されており、誰でも取得が可能なことから、「.cc」が取得された数は2006年時点でも約58万ドメインと、「.tv」や「.jp」に並ぶ人気のドメインです。

一時は、アメリカのベンチャー企業である「eNIC Corporation」が管理していましたが、現在(2009年07月時点)では、米国VeriSign社が管理しています。

現在、1年間無料ドメインとして開放されており、あらゆる言語に対応しています。1アカウントで2つまで無料でドメインの取得を行うことができます。

■CO.CC取得サイト http://www.co.cc/

ただし、人気のあるドメインや色々、設定などを変更したい場合は有料の原因になることもありますので、ご注意下さい。

eNICは登録費用の値上げやサービス内容を突然変更したりと不安定なこともある企業でしたが、米国VeriSign社にドメインの権利を売り渡したことにより、こういった不安定要素がから逃れそうです。

ところで、今回はそんな小さな島、ココス諸島とはどんな国なのかを見てみましょう。

ココス諸島は1984年、正式にオーストラリア領になり島民はオーストラリアの市民権を持ち、通貨もオーストラリアドルで、公用語も英語とマレー語だそうです。

ココナッツの実がなるココヤシの木の生産が中心で、胚乳を乾燥させて作るコプラが経済を支えていましたが、最近では観光事業にも力をいれ、国立公園もできたようです。

ココスの語源はココナッツがたくさん取れる島にちなんで名付けられました。しかし公式には1955年にオーストラリア政府へ管轄が変わってココス(キーリング)諸島と呼ばれるようになりました。

ココス(キーリング)島の観光協会株式会社(英語)

その観光スポットの一つとしてオセアニア・ハウス(元・王宮)があります。

ココス諸島は150年に渡ってロス家による島の専制支配がされていました。ロス家が農奴制な制度を引き、ココス王として君臨しているときには、通貨はココス諸島内だけで通じるプラスチック硬貨で、外部へ繋がる唯一の船はロス家が管理し、独立支配が5世代にわたって続いていました。

1955年にはイギリス植民地からオーストラリア政府へ管轄が変わったものの、封建的なかたちでの独立は許可せず、1978年にはロス家の自宅であったオセアニア・ハウス以外の土地をオーストラリア政府が買い取り、5年後にはロス家が運営していた船での運搬も島民が利用しなくなり、ついにはロス家は自宅を売り払ってオーストラリアに逃亡したそうです。

現地島民がようやく開放され、その翌年84年に前述したように、めでたくオーストラリア領となったのでした。

このときオーストラリア領にならなければ、「.cc」ドメインも生まれていなかったことでしょう。

個人統治領については後述のリンクに詳しいです。

※参考サイト
■クルーニーズ・ロス家(豪領ココス諸島)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/kojin#02

  


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